今日は記念すべき初フライトの様子をシェアしていこうと思います。
インストラクターについて
ここVFCには日本人のインストラクターが3名在籍していますが(5/6現在)、私は英語を克服すべく英語ネイティブの人を志望していており、カナダ人のSさんがアサインされました。電話では一度話していますが、Sさんとはこの日が初顔合わせ。 緊張していたせいもあり、彼が話す英語がめちゃくちゃ速く感じました。今後、このスピードで理解できるのか?という不安がよぎりましたが、自分でそう決めたので頑張ります。
本日のFlight内容です
フライト前に、ブリーフィングがあり本日の訓練内容について説明がありました。
初回なので、訓練的なことはあまりせずにDiscovery Flight(観光フライト)の様な感じでした。
ビクトリア空港を離陸して訓練空域まで飛んでいき、そこで真っ直ぐ飛ぶ事を維持してみて、数回ターンしたら戻ってくるという感じでした。
この日は風も強くなく、横風でも無かったので、離陸はさせてもらいました。いきなりと思うかもしれませんが、速度が離陸速度に達したら操縦桿を引っ張る動作のみで姿勢が上昇する姿勢でしたら、後は勝手に飛行機が引っ張ってくれます。 (それまでの姿勢作りが大変だとは思います。)
駐機場から滑走路に向かうまでの間で、少しラダー操作をさせてもらいました。航空機が地上に居る際は、実は操縦桿ではなく足で向きを操作するのですが、これがとても難しく、真っ直ぐ進むのも一苦労でした。またこの時は、座席からペダルまでの距離が遠く、自分の身長のせいではあるのですが、一番前に寄せても届いてなかった事もありました。(これは2回目の訓練からシートクッションを追加する事で解消できました)
ふにゅふにゃとなんとか滑走路直前まで辿り着いた後は、一度、ランナップをして最終確認。離陸しても問題が無さそうなのを確認し、
無線で滑走路への進入許可ももらい、滑走路に入り、「you have a controlle」ともらいました。
滑走路に進入許可をもらったので、もちろん自分たちの機以外誰もいません。見えるのは滑走路上に書かれてある文字情報とスレッシュホールド(着陸の目安にする縦線です)、それから遠くの奥までは何もありません。文字通り、「clear for take off(離陸できる状態)」です。
インストラクターから「気持ちの準備が出来たら、スロットルを全開にして、55ノットまで来たら操縦桿引っ張ってねー。」と指示がありました。
『うわー、本当に飛ぶのか?! 飛んで良いのか?! 良いんだな。 よし、飛んでみよう!』
↑私の心の中の声です。
スロットルを目一杯前方に押しこむと、エンジンは回転数を上げ、スピードはドンドン上がっていきます。気付いたら55ノットを超えていて、65ノットくらいまで上がっており、「操縦桿、引っ張って」と指示があり、軽く引っ張ると、ふわ~っと機体が浮かび、
あっという間に空に浮かび、ぐんぐん高度を上げていきました。
さっきまでそこにあった景色がどんどん離れていって、いつの間にか空中へ。
「うわー飛んでる、俺空を飛んでるよ。」
離陸後はすぐにインストラクターに変わってもらい、無線で交信しながら訓練空域へ。
空から見える景色はとてもきれいでした。
訓練空域では、真っ直ぐ飛ばすことを意識してみてと、操縦桿に慣れる所から始めました。 機体を左に進めるには左に倒してーと当たり前の事を頭で考えながら、こういう事を思いました。
「飛行機の訓練って、車と違って空中で止まることが一切出来ないので、スタートしたら全てが現在進行で進んでいくので状況判断も必要だし地上に居る際に前もってどんだけ予習したか、イメージできたかが重要だなと。」
あっという間に時間が過ぎ、着陸は全てインストラクターにやってもらい、無事にビクトリア国際空港に戻ってきました。
初フライトを終えての感想
思ってたより楽しさはあまりなく、緊張感でとても疲れました。
前回、discovery flight を行ってからおよそ2年ぶりです。 あの時は本当に観光フライト気分で写真等を取りながらでしたが、今回はライセンスを取るという目的で来ているので、あの時とは違う重さがありました。無線にしても、操縦にしても、インストラクターがやってることを今後全部出来るようにならないといけないんだと思うと、自分の今のレベルと目標としている所の距離があることは分かりました。焦らずに地道にコツコツと積み重ねていくしかなさそうです。
今日がスタートです。また次回のフライトに向けて勉強を進めます。
本日も読んでいただきありがとうございました。
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