早いもので七月になりました。季節は夏です。はじめてビクトリアに到着した頃と比べると、温度と天気が全然違います。沖縄の夏は、湿度が高くて日差しも強烈に強く、室内ではどこでもエアコンが必要なのですが、ここビクトリアは夏場でも湿度が低く、快適に過ごせます。晴れは嬉しいのですが、空気が乾燥しすぎていているので、夏でもクリーム塗っています。また山火事(wildfire)のニュースも多く目にする様になりました。沖縄ではここまで乾燥することは滅多にないのかと思います。
しばらくの間、車を取得する予定は無かったんですが、友人から譲渡の話があり、(もし)取得するに当たって自分の整理のためにもまとめてみました。
BC州での車取得について
車を購入するに当たって調べたところ、次の事が必要と分かりました。
1.名義変更の手続き(旧所有者から新所有者)
2.保険への加入(保険会社は1箇所のみ)
日本では、車を取得する際に、自動車税、重量税、環境性能割(税)、消費税の4つが掛かってくるかと思います。
カナダのブリティッシュ・コロンビア(BC州)では、上記2つの手続きのみで済みます。その際に、自動車購入した際に、購入価格 もしくは、平均卸売価格のどちらか高い方の掛け率を乗じて、PST(州への税金)を払います。 なので例えば、$1,000(約10万円として考えてみます)×12%(購入価格によって変わります) =$120(¥12,000) という具合です。
車検はどうするの?
これは驚いたのですが、車検の様なものが存在しません。なので車に異常が発生した際は、自分でメンテナンスをするか、整備士さんにお願いして修理してもらうかになるのですが、車検が無いことは日本と大きく違います。
これは私の予想ですが、日本の車検の様に2年に一回の検査をするには国土が広すぎるんだと思います。国指定の検査場もいくつも必要ですし、作ったとしてそこまで行くのに遠すぎる人が居たりと。沖縄だと結構近くに車の修理工屋さんはすぐに見つかると思います。
車検が無いことで、古い旧車を大事に乗っている方が多く存在します。日本と違うのは、古いモノをとても大事にしています。「古い=劣化、時代遅れ、性能劣る」ではなく、『古い=大事にしてきた、価値がある』 とみなしています。 もちろん全員がそうというわけでは無いのですが、概ね、そういう概念を持っている気がします。家でも築100年以上のものが価値があるとされています(あ、でもある程度40代以上なのかもしれません、若い人はどうだろう)きちんと手入れしてきたモノはという前提があるのかと思います。横道にそれたので本題に戻ります。
保険への加入
保険の加入ですが、こちらは公の団体1社のみ(ICBC(Insurance Corporation of British Columbia)が扱っていて、民間の保険というものがありません。1社のみなので競争が起こらず、比較的保険料が高めという話も聞いたことあります。(真意は定かではありませんが)内容は日本と同様で、車両保険を追加すると追加になり、あとはどの程度免責を追加するか等の調整です。保険料は高いのですが、日本の様な車検の際に車両にかかる税金がない為、トータルで見たら維持費は若干安く済む様な印象を受けました。
1.基本保険(公道を走行するために必須の保険。対人・対物賠償、人身傷害などの基本的な補償)
2.任意保険(上の基本保険でカバー出来ない部分を追加)
ナンバープレートの更新費用
実質、これが年間の自動車税みたいなものかと思います。保険の更新の際に合わせてお支払いするようです。それでも$50(¥5,000くらい)だそうです。(車両の重量による)
車を取得すると維持費が増えるので取得予定は無かったですが、7月末に家族が来る際に、レンタカーが必要な事、また夏が終えると雨が多くなる。よって、いずれ必要になる事を考えたら、今がタイミングかなとも思えます。
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